- 人工真皮修复创面治疗技术
- 陈欣 周业平主编
- 779字
- 2025-03-15 03:02:38
序二
日本原文
1980年代初めにYannasらはコンドロイチン硫酸を添加したコラーゲンスポンジからなる人工真皮を開発し、熱傷患者への使用例を報告しました。私たちは、コンドロイチン硫酸を添加せず、抗原性が少ないアテロコラーゲンスポンジからなる新たな人工真皮Pelnac(グンゼ株式会社)を開発し、熱傷だけでなく、外傷、巨大色素性母斑や皮膚腫瘍切除後の皮膚欠損、瘢痕拘縮解除後の皮膚欠損、難治性潰瘍などの治療に有効であることを明らかにし、1990年代中頃に製品化しました。現在は世界中でいろいろな種類の人工真皮が使われています。人工真皮使用により真皮様組織が再生するので、ドナーの犠牲を減らし、整容的、機能的な皮膚再建が可能になります。
中国でも約15年前にPelnacその他の人工真皮が導入されました。陳欣先生は熱傷の専門家で日本にも留学されており、多くの学会報告をされており私は当時からよく知っています。陳欣先生が10年前に北京でJishuitan Burn Forumを開催された時に、私は招待されて人工真皮に関する講演を行いました。
人工真皮は現在では中国でも都会部を中心にかなりよく使われていますが、地方ではまだまだ普及していないと聞いています。陳欣先生と周業平先生は2 000症例以上の人工真皮使用経験を積み、多くの論文を発表しておられ、人工真皮の世界的権威の1人です。これまで人工真皮だけをまとめた医学書はなく、この「人工真皮修复创面治疗技术」は初めての書物だと思います。この書物は初心者にも理解しやすいように最初に創傷の一般的治療法を紹介し、その後に50例の人工真皮の実際の臨床使用例が紹介されています。臨床例はwound bedの違いによって四種類に分けて紹介し、手術の利点、手術中と術後の注意点が強調されています。非常に多くの写真が載せられており、大変わかりやすい書物で、みなさんの勉強に必ず役立つと思います。
京都大学名誉教授
浜松労災病院院长
2020年10月